ブラインドドッグのためのエイドステーション

私の愛犬のののための自宅のエイドステーション

以前にお伝えしたように(こちらの記事で)、記憶は失った視覚を補う、非常に重要な役割を持っています。犬たちは視力を失うと、記憶する能力を伸ばし、すばらしい記憶力を持つようになります。

ブラインドドッグ(目の見えない犬)たちは、自宅のような慣れ親しんだ場所では、スムーズに動くことができます。それは、彼らがその場所の広さや間取り、ものの配置を記憶していて、頭の中にあるその地図に従って動いているからです。慣れない場所では、鼻や耳だけではなく、マズルやひげ、前足など(触覚)も使って、その空間の情報収集をし、記憶と照らし合わせながら、環境をイメージし、状況を推測します。

旅行先でののののエイドステーション

決まった手順や、決まったものの配置は、ブランドドッグが安心して活動したり、生活することの助けとなります。つまり、「決まったパターン」は、ブラインドドッグの安心感やリラックスに貢献するのです。

ブラインドドッグがいるご家庭には、「エイドステーション」を設置することをお勧めします。エイドステーションとは、ブラインドドッグの健康と心の平和の維持に必要不可欠なものを集め、提供する場所のこと。

ブラインドドッグのためのエイドステーションの設置方法

必要な設備

  1. ウォーターボール(水皿) – 水の提供
  2. クレート – 安心して休める場所の提供
  3. トイレスペース – 排泄の場所の提供
    ※「小型犬用」など、トイレトレイやサークル、シーツなど製品に書かれていることを基準にするのではなく、そのコが気持ち良く排泄できる形状と広さのトイレを用意しましょう。

設置の仕方

前述した設備3つを、ブラインドドッグがアクセスしやすく、安心して使える場所に、ひとまとめにして並べます。それだけです!最も大切なのは配置順。いつでもどこでも同じ配置順にします。

ベネフィット

ブラインドドッグが一度、エイドステーションにある設備とその配置を覚えてしまえば、どれか1つを見つけさえすれば、簡単に他の2つの設備にたどり着くことができます。

不慣れな場所に愛犬を連れていかなければいけないとき(例えば、旅行に一緒に行く、旅行の時に友人の家に預ける、引っ越しをする、一時預かりのブラインドドッグを新しい家族に引き渡すなど)、いつもと同じ「決まったパターン(エイドステーション)」を提供することで、愛犬の不安の軽減を手伝うことができます。

愛犬を友人に預けたり、一時預かりのブラインドドッグを新しい家族に引き渡すときには、そのコが使い慣れている設備とともに、そのコが好むエイドステーションの設置場所といつもの設備の配置順がわかるよう、自宅のエイドステーションの写真を渡して、エイドステーションの設置をお願いするといいでしょう。

ブラインドドッグが、新しい環境や怖いことが起きたりして不安な場合は、エイドステーションで過ごせばよく、周囲への好奇心や冒険心が持てるようになったら、自ら選択し、活動の範囲を広げていくことができます。エイドステーションを起点に、新しい場所を探索し、間取りを把握し、新しい地図を頭の中に作ることができます。

エイドステーションの設置は、とてもシンプルな支援ですが、ブラインドドッグには大きな助けとなります。

ブラインドドッグにクレートの中に入ることを教えたい場合は、こちらの記事(英語)をご覧ください。

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