適切な介入の大切さ

犬のことを正しく理解し、犬のことを大切に思っていれば、犬の自由意志にすべてを任せること、行動の責任を犬に負わせることはしません。それは、犬の安全を守るため。人と暮らす犬たちは、生涯にわたり、人による適切な管理(マネージメント)が必要。人と犬がお互いに快適に安全に暮らすために。

犬同士で問題を解決させるのは間違い。犬同士ならば、自分の望む結果を得るために噛むことで解決しようとする。そうした大きな問題になる前に人が解決すべき。

Ken McCort (Owner-Operator at Four Paws Training)

自分がブルドッグのオーナーだったらどうするか考えながら次の動画をご覧ください。

English Bulldog Plays Too Rough
by Dr.Sophia Yin

一人勝ちは遊びではない

Ken McCort (Owner-Operator at Four Paws Training)

一方的に楽しんでいるとすれば、それは相手が大きな行動を起こさないからと、自分の興味や気持ちだけを押し付けている「いじめ」と同じ。相手が大きな行動を起こせば「けんか」になります。いずれも保護者(飼い主)が早い段階で発見して、やめさせるべきこと。相手や周囲の気持ちに配慮せず、愛犬が「そうしたがっているからやらせる」というのは愛情のはき違え。無礼で押しの強い行動や興奮を強化し、周囲から愛されない犬に育てることになります。

押しの強い行動をやめさせる場合も、叱ったり罰を与えることは適切な対処ではありません。興奮状態の犬にストレスを与えれば、さらに興奮は増し、近くにいる人や犬を噛むなどの転位行動を起こすことがあります。また、その状況や他の犬と、飼い主の自分への突然の攻撃な行動(叱ることも罰も犬はこうとらえています)とを結びつけて考え、類似する状況や他の犬に対する興奮を高めたり、新たな恐怖心を植えつけることになったり、攻撃を回避するために飼い主とは一定の距離を保っておこうと考えるようになったりします。大事な場面での安全確保のための呼び戻しも、当然難しくなるでしょう。例え、罰を使って行動をその場で止めることができたとしても、その後他の問題が必ず起きます。

飼い主がすべきは、望ましくない行動を選択させないための準備と配慮をすること。正しい知識を持ち、犬を理解し、適切な管理と教育(トレーニング)を愛犬に提供すること。それを手伝うのが、報酬ベースのトレーナーやインストラクターです。

次の動画は、Pia Silvani (Vice President of Training and Behavior at St. Hubert’s Animal Welfare Center) が、「何に目を向けているべきかを理解している監督者が存在しない公共のドッグパーク(ドッグラン)に、犬を連れて行かないでほしいのはなぜか」を伝えるためにfacebookでシェアしていたもの。

How NOT to take a toy

対処は完全に手遅れ。犬も人も怪我をしなかったのは幸運です。犬のことを正しく理解している人であれば、もっとずっと早い段階で対処すべきであること、おもちゃを守っている犬、それをほしがっている犬、それぞれの飼い主がどう対処すべきだったのかもわかるはずです。

わからなければ、要勉強!これが大きな事故に至る可能性があるトラブルだということさえわからないという方もいることでしょう。愛犬がどんなときに危険にさらされるか、周囲を危険にさらしてしまうかを理解できていなければ、愛犬の安全を守ることなどできません。

絶対に攻撃的な行動をしない犬はいません。理由なく攻撃的な行動を取る犬もいません。どうして攻撃的な行動を選択しなければならないのか、攻撃的な行動を選択しやすいのはどういう場面なのか、攻撃的な行動に発展する前の犬が発するシグナル(犬のボディランゲージ)はどんなものなのか、そのときに「どういう対処すべきなのか」を飼い主が知っていれば、犬同士のトラブルや事故の多くは回避できます。愛犬を加害者にも被害者にもせずにすみます。

飼い主が正しい知識を持つこと、犬を適切に管理することは、安全な食事を選ぶのと同じくらい、犬の安全安心な暮らしには重要です。

トレーニングによって(環境を整え、練習し)、犬がよい選択ができるようになったら、それに合わせて徐々に管理のレベルを下げていく。

Ken McCort (Owner-Operator at Four Paws Training)

犬の安全とよりよい学習のための基本。

犬同士を遊ばせっぱなしにして、小さなケンカが起きてから叱るなんていう犬の幼稚園に預けたりしていませんか?

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