私は、スギ、ヒノキ、イネ科の花粉によって、目がかゆくなり、くしゃみが出ます。ひどいと喘息を起こしてしまいます。アレルギーです。 私の考えや意志とは関係なく、身体はそうした刺激に反応してしまいます。ですから、2月ごろから5月ごろまでは、外出時にはマスクをつけ、布団や洗濯物は年間を通して外に干すことはありません。 それは、身体が反応してしまう刺激を回避して、身体的な反応を起こさないためのマネージメントです。苦痛や症状を悪化させないために、必要な対処です。ご自身がアレルギーでなくても、ご家族がアレルギーに苦しんでいれば、当然そうした対処を選択されると思います。 では、なぜ自分の犬の恐怖反応に対しては、「身体が反応してしまう刺激を回避すること」を悪いことや、間違ったこと、恥ずかしい、よくないと考えてしまうのでしょう。 (more…)
馬たちの生活向上を支援することを目指し、ノーステキサス大学で応用行動分析学(ABA)を学ぶ友人が、愛馬ジャクソンとのすばらしい成功への旅(トレーニング)を1本の動画にまとめたので、ご紹介します。 (more…)
Alice Tong, CPDT-KA KPA-CPT(Choose Positive Dog Training)が、Karen Pryor Clicker Training Libraryの記事で紹介した、リードを付けている時の、他の人や他犬などの刺激に対する、犬の過剰な反応を軽減することを目的としたトレーニングゲーム。その方法をイラスト付きで解説したポスターの日本語訳と日本語版の制作をさせていただきました。 (more…)
古典的条件付け(Classical Conditioning)、逆条件付け(CC: Counter Conditioning)、系統的脱感作(DS: Systematic Desensitization)。そうした言葉の意味や方法を知っていても、過剰に反応してしまう刺激に対する、犬の情動と行動に変化をもたらすのは簡単ではありません。 (more…)
ご紹介するのは、Behavior+ Worksのサイトに掲載された、愛鳥の「手を噛む」という行動問題に取り組んだ5歳の男の子の動画。大人が知識を持って導くことが、いかに大切か、動物を子供をハッピーにするかがわかります。 (more…)
犬がしっぽを振る=喜んでいると考えていらっしゃる方は多いでしょう。しかし、しっぽは、喜んでいるとき、うれしいときにだけ、振られるものではありません。犬は、不安を感じていても、しっぽを振ります。実際に、どんな様子なのかを見てみましょう。 (more…)
リトリート&トリート(Retreat n’ Treat)は、人を怖がる犬に用いるトレーニングテクニックの一つ。Treat and Retreat Gameと呼ばれたりもします。 (more…)
我が家のある建物でもいよいよ始まりました。大規模修繕工事。 マンションの大規模修繕は世帯数の多いマンションの場合、3ヶ月以上も続きます。 金属板やパイプなどがぶつかりあう音。建物壁にドリルで穴をあける大きな音、窓の外には足場が組まれヘルメットをかぶったお兄さんたちが右へ左へと動き回ります。ベランダ内で機械や工具を使った作業も行われます。 いつもはいない場所に人が姿を現し、聞き慣れない音が響き、突然大きな音がしたりもします。犬たちにとっては視覚的にも聴覚的にも大きな刺激になることばかり。戸惑ったり、不安や恐怖を感じるのも当然です。ストレスが増し、吠えるようになったり、遊びが乱暴になったり、物を壊したり、排泄が上手にできなくなってしまったりするコもいるでしょう。 (more…)
ブラインドドッグに何かを教えるときは、できるかぎり「ルアー(誘導)」ではなく「シェーピング」を使って教えることをおすすめしています。「シェーピング」は、望ましい行動を引き出すことができるだけではなく、ブラインドドッグに彼らが持つすばらしい想像力や創造力を発揮する機会と、新しいことを発見するワクワクを提供できるからです。 (more…)